韓国での面接。

何度か経験した。その印象を今日公開しようと思う。

まずは、就職という観点から話したい。
もちろん、留学ということも当てはまるが、留学は大学側が
学生を誘致したいという側なので、それほどきびしくはない。しかし
韓国独特の雰囲気は当てはまると思うから参考になればと思う。

1.書類選考

まずは何はさておき書類選考。書類でよくみられるのは、
やはり学歴だと思う。韓国ならではである。
つぎに、スペック。英語の実力だったり、経験だったり、その他にも色々あるだろう。
また、気づいたことの一つに、奉仕活動や社会的な活動も見ている。
日ごろから、こういった奉仕活動や社会的に貢献している何かが必要だ。
書類審査は指定された書類をきっちり提出していれば通ると思う。

2.面接(一次審査)
さて、面接が問題だ。
韓国語で流ちょうに話すことができるか。これは
日頃韓国語が話すことができても、すらすら口から出てこないことがある。

緊張していると、日本語でも思うように話せないのに、韓国語でとなると
余計にスムーズにいかない。
よって、ある程度の口に出して練習することは必須だ。

特に発音ができなくて、伝わりづらいとなると、不利だ。
逆の立場で、外国人を日本で面接するとしよう。
発音が聞き取りづらくて、何を言おうとしているのかわからなければ、
面接官のマイナスイメージとなるであろう。

言葉を伝える努力が日々必要となる。
韓国語は日本人からすると、語順が同じという意味で学びやすいとされるが、
何年たっても伸び悩むのが、やはり発音だと思う。

発音や表現を意識的に学ぼうとする中で伸びていくであろう。それを
怠ると、大切なときに普段の癖が出てしまう。

面接は一日の準備でうまくいかないものだ。

つぎに、面接官の威圧がある。かなり強い口調があると思う。
基本的に韓国人の口調はそうであるが、面接官はその傾向がある。
その威圧に負けずに、冷静さを保つこと。ここが分かれ目であると思う。

外国人であっても容赦はない。
最近は韓国語が上手な日本人も多く、また韓国で就職したい希望者も多い。
ライバルが増えたといっていいであろう。

3.面接(最終審査)
さて最終審査。
面接を何度も要するところもあるが、
最終審査までの道のりも長い。

その中で、知っておきたいことがある。
それは、面接の進行が速いことだ。

あまりじっくり話を聞こうとか、ゆっくり面接が進行することはない。
つまり、速いことが特徴だ。

もしかしたら、少ない質問で終わってしまう可能性もある。
もたもたしていない。

だから、質問に答えられないと、面接官はいらだっている様子もうかがえる。
やはり韓国の社会である。
この面接も早くそして要点だけを話してほしいのである。

日本人の対話形式や話し方とは異なる。きっと日本人からすると、
面をくらうように思うかもしれない。

しかし、現実韓国社会はこうである。
食べるのも、話すのも、仕事も早く、早くなのである。
そして遠回しの話し方はない。
ストレート勝負だ。正直に話す。

私は思った。礼儀よりも、まずは、面接官の質問にすぐに、率直に答えられるか。これが
決め手だと。

これは留学にしても、韓国就職にしても同じだ。
日本とは異なることを、ここで話しておきたかった。

そして、入学、入社しても、それは続く。ここは日本とは異なるのだ。