最近特に人権侵害が叫ばれるようになりました。

『82年生生まれ キムジヨン』『アーモンド』といった書籍などの影響もあるのでしょうか。


弱者への人権を守らなければならないといったスローガンです。

以前韓国では「me too」運動といってセクハラや性的暴行を私も同じ被害にあったということをプランカードにかいて、訴えることば行われました。

これはもともと米国でツイッターで呼びかけたところから始まったものであります。

韓国では大学の正規教授の採用において女性は不利であるといいます。学部にもよると思いますが、男性の比率が多い学部がいくつかあるという統計もあります。

実際大学進学率は男女ともほとんど同じ水準であるといいます。しかし、社会進出するにあたって、職場や機関で重要なポストや決定権をもつポジションにつくのは難しいともいわれています。

また女性が社会進出をしても非正規の割合が圧倒的に多いそうです。

これをジェンダー構造といったりします。男性が優位にたっている構造という意味です。

男性と女性がかなりはっきり区別されているという実感はあります。日本と韓国を比べてみると、日本のほうが学生にしても、社会人にしても他人であってもお互いが近くしているように感じます。韓国の中高などを見ると男女共学は多くありません。男子学校、女子学校と別れているところが多いことに気づきます。

職場でも男性と女性社員は近くなってもある程度の距離を置いているようにもむけられます。お年寄りの集まりである、老人施設の集まりなども男女が別々に行動していたりします。

よって、韓国社会は男性と女性という存在をもともと異なった存在とみていたのではないかと思われるのです。

もちろん男性が優位に立っている社会というのは否定できないのですが、この男女の差をはっきり認識しているところからくる性差ではないかとも思ったりします。

とにかく、今後このような人権、ジェンダーという話題が持ち上がることは必須であるようです。

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アーモンド